宮本

店主がコレクションする器や徳利、ぐい呑みなどは、江戸時代の楽焼や海外のアンティーク物、また現代作家の陶器まで実に幅広い。その優美で味わい深い器たちが、料理を一層美味しく演出するだろう。時代を経て巡り合えた美しい皿と、美味しい料理に思いを馳せながら特別な夜を祝いたい。

店内に入ると目を引くのは、栗の木で作られた長さ約5.5mの一枚板のカウンター。飴色の輝きで落ち着いた空間を作り出す中、掘り炬燵に設えた8席のみの座席が、綿密なもてなしと心に残る会食を予感させる。